ラスト・ワン・マイル問題

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しかし、インターネットがあまねく普及するためにボトルネックとなるのは、大量なデータが職場や家庭など末端に届く最後の1マイルであるローカル・アクセスの部分である。インターネットの広がりとともに普及したISDN(Integrated Services Digital Network)の伝送速度は64〜128Kbps(bit per second)で、通常のアナログ電話回線にモデムを接続した場合(最大で上り33.6Kbps、下り56Kbps)に比べてとりあえず速いが各家庭が映像を好きなときにやりとりするような需要に応えることはできない。家庭にまで光ファイバーをひくFTTH(Fiber to the Home)であれば数M〜数10Mbpsあるいはそれ以上の速度が出る可能性があり、広帯域需要に応え得るが、多大な投資と時間がかかる点が問題である。FTTHよりは遅いが、既存の電話線に大量のデータを流す方法としてxDSL(Digital Subscriber Line)と呼ばれる技術群があり、最近は電話会社から加入者線を借りて独自にADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line、DSLの一種)等を提供する業者もあらわれている。また、ローカル・アクセスには、固定電話の加入者線を利用するだけではなく、さまざまな通信インフラストラクチャが利用できる可能性がある。ケーブル・テレビの回線をインターネット・アクセスに利用することはすでにおこなわれているし、広帯域無線技術を使うことも有力視されている。