情報技術と経営戦略 博士前期課程対象

2009年シラバス

火曜日3限(13:00-14:30)

開講:4月14日(火)

目的:情報技術や各種のイノベーションが経営組織と経営戦略にどのような影響を及ぼすかを社会科学によって解明する方法について学ぶ。

 情報技術・イノベーションの経営に与えるインパクトだけでなく、社会科学の幅広いテーマに関して基本的な研究方法論を身につけることに重点をおいています。実践的な演習を繰り返しますので、授業準備を十分にして出席する必要があります。社会科学系以外の専攻の学生も、興味と意欲があれば受講できます。

日付 テーマ ねらい 授業までの準備・課題
1 4月14日 問題設定の方法
授業の進め方
   
2 4月21日 問題設定の方法
理論的なおもしろさとは何か。反証可能性とは何か。レレバンスとは何か。 

・教科書1章をよく読んでおく。

・シルク・ド・ソレイユのビジネスモデルから他業界の企業が学べることを考え、それを検証するためのリサーチクエスチョンを設定し、どのように実証できるかを考える。

3 4月28日 リサーチデザイン
問題設定に合ったリサーチをデザインする。

・イン『ケーススタディの方法』
1章、2章を読む。

・参考:土場他『社会をモデルで見る』抜粋

・昔から使われている格言をひとつ選び、これを実証する研究の計画を立てる。

4

5月12日

理論の適用
まず既存の理論で解釈してみる。何が足りないのかを明確にする。 

・シャピロ・ヴァリアン『ネットワーク経済の法則』2章

この章に含まれている経済法則をすべて挙げ、それぞれについて実例を述べる。また、この本で書かれている理論で説明できない事象を一つ挙げる。

5 5月19日
論文の構成
基本的な実証研究論文の構成を理解する。 

・課題論文の論理構成を分析する。

6 5月26日

先行研究レビュー

先行研究レビューの論理。創造的なレビューとは何か。

・課題論文の先行研究レビューの論理構成を分析する。

7 6月2日
量的調査の方法と統計
基本的な統計手法の考え方を理解する。

・与謝野他「社会の見方、測り方」の担当章のレビュー

・期末課題のテーマを考えて来る。

8 6月9日

量的調査の方法と統計

理論の操作化と測定

・課題論文の理論、操作定義、測定方法を述べ、妥当性の検討をおこなう。

・期末課題について仮説をつくる。

9 6月16日
妥当性の検討
内的妥当性、構成概念妥当性、外的妥当性

・量的研究手法が使われている実証論文を一つ取り上げ、理論、操作定義、測定方法を述べ、査読する。

・期末課題の質問項目を作ってくる

10 6月23日
理論構築と事例研究の方法
レベル2の推論とは何か。理論的サンプリングとは何か。  

・課題論文の理論構築の論理を分析する。

11 6月30日
理論構築と事例研究の方法
理論構築

・課題のケースを読んで、理論を構築する。

12 7月7日
インプリケーション
研究結果を理論と現実の大きな流れの中に位置づける。 

・実証論文を一つ取り上げ、研究結果のインプリケーションについて発表する。

13 7月14日
期末課題の中間発表
 
14 7月21日
予備日