3-D CAD体験記
by Yoko Takeda
第7週('98 2/2〜)
今週は、ラピッドプロトタイピングの体験です。第3週よりモデリングしてきたマウスとその金型を光造形いたします。
光造形とは、3次元データをそのままつかって、すばやく試作品をつくる技術の1つです。製品を薄いスライス状にして、下から順番に樹脂をレーザーで硬化させてかたちづくります。材質は本物とは異なりますが、3次元データを忠実に再現すること(もっとも輪切りの段差がつき、微細な表現はできないようですが)、すばやく形状を確認できることがメリットです。
私がモデリングしたマウスの場合、15時間程度でできあがりました。
これがラピッドプロトタイピング装置です。とっても静かで、オフィスにもおけないことはない?
装置の内部です。樹脂の入った水槽にレーザー光が走ります。1層できると、金網が下に少し下がり、次の段が始まります。
できあがると、薬剤で洗浄します。
サポート(製品を支えている余計な部分)を彫刻刀などでとってから、紫外線で再硬化します。
しあげは、やすりやサンドペーパーでごしごし磨きます。
次回は、作品を掲載いたしますね。
<感じたこと>
仕上げは結構ボトルネック?
造形そのものよりも、洗浄し、出来上がった製品のサポートをとり、磨き上げる仕上げ工程に結構手間暇がかかります。つるん、と完成品がでてくるようになれば、生産性がずいぶん違うでしょうね。
3次元プリンター
ラピッドプロトタイピングの権威の東大の中川先生が、ラピッドプロトタイピング装置のことを3次元プリンターと呼んでいらっしゃいましたが、なるほど、もっと装置が安く、小さくなり、仕上げも簡単になれば、将来はプリンター感覚で使えるようになるかもしれませんね。小学校の工作の授業で、CGでデザインした作品を手軽に造形する、という時代がくるかもしれません。
つづく